2004 (C) babyflower All rights reserved. 
Strauss
《シュトラウス ・ 花束》
フラワーアレンジメントの基本形B
シュトラウスとは「花束」を意味します。
その中でも
  ・スパイラル(放射状に束ねたもの)
  ・パラレル(そのまま束ねたもの)
のふたつに分けられます。

お花屋で作ってくれる花束は、基本的にスパイラルでつくられているはずです。その方が大きな花束になるし、形が崩れにくいからです。
しかし、カラーやアマリリスのように茎が太い花の場合は、パラレルで束ねることもあります。今回はカラーもスパイラルに使用しておりますが、花束を作るなら基本的にはスパイラルで作りたいですね。

まず、花の処理(T)をしながら全体の構成を考えます。茎の長さは束ねながら調整して、最後にそろえるので、長い方がよいでしょう。
右利きの場合は左手に主軸となる花を用意し、次の花を手前に左上から右下に置く、または挿します(U図のように)。続いて3本目の花をらせんを描くように挿します。手で持っている部分を支点として、周りに花を次々に挿していきます。

ポイントは最終的に花束が丸くなるようにイメージして、バランスよく花を挿していくこと。花と花の間にグリーンを用いることで、花同士がくっつきすぎないようにするテクニックもあります。

全体的にまとまってきたら、最後にラフィアや麻ひもで束ねて、下に飛び出た茎を切りそろえれば完成です。

試験やコンペなどでは、60分間の製作時間があったとすれば、大抵40分程は花の処理に時間をかけるそうです。
処理さえできればあとは簡単(!?)。丸くなるようにスパイラルに組んでいけばよいのです。

しかし、初心者がやるとまあ難しいこと・・・。これができれば、スポンジに挿すアレンジなどは簡単に感じられるそうです。
初心者には難しいかもしれませんが、これが基本です!
T;Preparation
U;Step 01
V;Finished shape
W;Whole shape