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Strauss  (Kranz)
《クランツを用いた花束・パラレル》
フラワーアレンジメントの基本形D
今回は花束(Strauss)の中でも、クランツを用いた花束に挑戦してみます。

Kranz(クランツ)とは花輪のことで、アレンジメントのときには、上の写真のような花を受ける台座をさします。
今回はクランツ作りから、花束作製(挿し方はパラレル)を行ってみました。

はじめにクランツ(写真TのクランツA)の作り方です。まずワイヤー(#24〜26)2本にテーピングをします。



テーピングの方法
最初にテープの端をワイヤーの端に少し巻き付けます。その後は少しテープを手前にひっぱりながらワイヤーを回して巻き付けていきます。そのテープを巻き付けたワイヤーを3本用意します。
次に鳥の巣のような部分ですが、いろいろな材料があります。例えばワラ、干し草、あるいはアバカファイバー(写真U参照)等を用意して、丸く円形にします。(少しワイヤーでまとめてあげると良いでしょう。)
先ほどのテーピングワイヤーを半分におり、写真Tのような形を作って中央に持ち手を作ります。
ひとまず簡易クランツは完成です。

次に花を挿していきます。今回はスパイラルではなく、パラレルに束ねます。パラレルとは平行という意味で、つまりは茎を平行に束ねていきます。(つまりは普通に挿していきます。)
ポイントとしては、花束の中央部が高くなるようにしてみたり、さらには花のひとつひとつが強調されるように高低差をつけて挿したりします。不自然にならないように、グルーピングも意識してはいかがでしょうか。

最後に花束の根本をヒモ(ラフィア)で結んだら完成です。
T.Kranz A       U.Kranz B