市場に出まわっている花の種類はとても多いので、ひとまず種類別に分ける場合にどのように分けるのか?ということから勉強していきます。その後、次第に代表的なお花に関して具体的に勉強していきます。
●アレンジメントの場合の花の分け方 (A;クラシックスタイル)
@フォームフラワー
・・・フォーム【form】は形という意味で、ユリやアンスリウムのように花びらがひとつでも欠けたら形にならないような輪郭のはっきりした花のこと。存在感がある。
Aマスフラワー
・・・マス【mass】は固まりという意味で、花びらがたくさん集まったバラ、キクのような花のことをいう。形よりも色の印象のほうが強く、数本使うことで奥行きを出せる扱いやすい花。
Bラインフラワー
・・・茎に沿って花がついたデルフィニウムやストックなどのような花のこと。アレンジのアウトラインを出すために使いやすい。
Cフィラーフラワー
・・・スプレー状(放射状に枝分かれして)に分かれた茎の先にたくさんの小花をつける花で、カスミソウが代表的なものである。ボリュームアップや、空間を埋めるのによく使われる。
Dグリーン・・・花ではなく、葉だけで売られている花材。
●アレンジメントの場合の花の分け方 (B;ヨーロピアンスタイル)
@現象形態
・・・花の持つ個性から「大きな主張、中程度の主張、わずかな主張」の3種類に分類。大きな主張はカラーやユリのようなもの。中程度の主張はチューリップやコスモスのようなもの、わずかな主張はパンジーやこけ等が代表的なもの。
A動きの形態
・・・植物には屈光性があり、それによって植物を動的なものと静的なものに分ける。例えば、動的なものではヒマワリ、静的なものではハートカズラやグリーンネックレスのようなもの。
B表面構造
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