フラワーアレンジメントの基礎を学ぼう。

★ 基本の形に関する基礎知識

スタイルや流派によっていろいろな形があります。

古来より日本で作り上げられた「生け花」は、池坊、草月流、小原流など何十種類もの流派があります。

それに対して、数十年前に海外から導入された「フラワーアレンジ」という考え方は、クラシックスタイル(あるいはアメリカンスタイルウェスタンスタイル)と呼ばれ、現在のアレンジ教室でも主流となっております。花を平面的にとらえて、左右対称にバランスを整えてきれいに見せるためのスタイルです。

しかし1980年代になると、決まりきった形のアレンジに不自然さを感じる人も出てきたため、自然の植生に従ってより自然にアレンジメントを作る「ヨーロピアンスタイル」が登場しました(これはドイツで生まれたスタイルです)。こちらをモダンスタイル(あるいはヨーロピアンスタイル)」と呼んでいます。こちらの方がセンスが必要で少し高度かもしれません。アメリカンスタイルよりも立体的なイメージのデザインになります。

現在ではフラワーアレンジメントの教室でも、どちらかのスタイルで教えてくれるはずですので、自分に合ったアレンジスタイルを学びましょう。

そして最近では、フレンチスタイルと呼ばれるものも登場しているようです。フレンチスタイルは茎は表面に出さずに、花と葉だけを見せるスタイルのアレンジです。色数を抑えたり、まとまりの良い色使いは最近の流行にもなっています。

ここでは主となるフラワーアレンジの形から最近人気の形まで、いろいろ勉強していきたいと思います。


●基本となる形・アメリカンスタイル
  @ トライアングル・トライアンギュラー
  A ラウンド(ドーム型)
  B パラレル
  C ホリゾンタル・ホリゾント
  D バーティカル
  E オーバル
  F Lシェイプ
  G クレッセント
  H ファン
  I コーン
  J ホガース(カーブ)
  K インバーティット
  
  
●ヨーロピアンスタイル
  大きく分けると2種類。
  (1)シュトラウス【花束】 スパイラル
    シュトラウス【花束】 パラレル 〜クランツ使用〜
  
  (2) ゲシュテック【スポンジに挿すアレンジ】

   ゲシュテックは以下のようにいろいろな種類がある。
  @-1 ヴェゲタティヴェフォルム【植生的】;ガーデンスタイル
  @-2                【植生的】;植生的
  @-3                【植生的】;平行(パラレル)
  A フォルマーレ ウント【形式的・形と線を強調するもの】
  B ユーバーシュナイデント【交差状】
  C フリーセンデス【流れるもの】
  D ストゥルクトゥリアテ フォルム【構造的】
  E ホリツォンターレス【水平のもの】
  F ゲヴィッケルテス【巻き付けた・らせん状のもの】

  *ヨーロピアンスタイルにも、クラシックな形との組み合わせでいろいろなアレンジがある。
  @ トライアングル
  A ホリゾント
  B バーティカル
  C クレッセント
  D ホガース
  E パラレル


ウェディングブーケ
  @ ラウンドブーケ
  A オーバルブーケ
  B キャスケードブーケ
  C バスケットブーケ
  D コサージ
  E リース(ヘアーオーナメント)
 F ビーダーマイヤーブーケ

投げ入れ
  
花瓶にスポンジなどを使わずに直接挿す、投げ入れという手法もある。


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